明治さんとあさ子さんの発言まとめ

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何故か泣く!!

よくわからないんだけど涙が出て出てしょうがなかった。ラブコメの「世界に一つのプレイブック」を観てたんだけど躁鬱病の主人公が躁状態で大騒ぎしてるシーン、ちょっとコミカルで面白いはずなのにボロボロ涙が出てきた。

心のどこかで僕も同じくらいぶっ飛びたい気持ちがあって共感したのかもしれない。

共感して出る涙は安堵の涙。目の前に映し出された事象と自分の心が繋がることで、孤独感が薄らぎ、自分が持っていた荷物の重たさに気づくわけだ。

ブコメは軽く観れるしお決まりの展開だけど、だからこそ重たいテーマもすんなりと受け入れられる。

それにしても!それにしても泣かなくたって良いのに。最近疲れていたのかもしれないし、冬が深まって少し心細くなっていたのかもしれない。

そういえば祖母が亡くなってもうすぐ一年だ。それも少しは関わっているのかも。

僕はぐっと感情を抑えて祖母の葬式やその後の生活も乗り切ってきたつもり。泣いても喚いても亡くなった人の心はもう動かないから。

でも泣き喚けたらどんなによかっただろうとも最近はよく思う。時間が経った今こそ、自分のためにそうすることを許せるようになってきたのかもしれない。そんな中で観たこの映画の登場人物が大騒ぎするシーンから、まだそうなれずにいる自分を見たのかもしれない。

どんな映画も物語の中に感情の波があって、そこから僕が感情表現を思い出していく。感情なんて感覚として持てば持つほど生活は難しくなると僕は思っている。この世は感情を押し殺さなきゃいけなことばかりだから。それでも映画を観るのは好きだ。僕が仕舞い込んでいる感情を、画面の中で誰かが代理で執行してくれている。映画を観ることでそれが自分に帰ってくるのが果たして良いことなのかは、まだわからずにいる。

こうやって涙が出てきたことは僕のそんな不安も他所に、僕の感情が刺激を受けているということだ。それが良いことなのかは、僕の感情の部分は全く気にしていない。

感情の僕と、そうでない僕が、どこかで出会った時に安堵の涙が出るのだろうか。