明治さんとあさ子さんの発言まとめ

楽しい毎日を日記で綴ります!

ブブセラ奏者を静かにする

なぜ生きているのか、なんのために生きているのか、やっぱりわからなくなってくる最近。考えないように考えないようにしているけど、考えないようにして生きる意味ってなんなんだろうとやはり悩んでしまう。

楽しいことを見つけて楽しめば良いんだけど、楽しい意味って何だろう。生きる意味なんてものはそもそも用意されていない。あって然るべきであるように思っちゃうけどそもそもそんなものはないのだ。

その悩みが吹き飛ぶような何かが見つかれば良いなと思ってる。

 

そんな感じだから、なかなかリラックスすることが難しい。

最近そこで試しているのが、頭の中にブブセラを吹く人たちを想像し、その人たちが速やかにブブセラを吹くのをやめるのを想像することだ。

結構これがうまくいっていて、寝るときやちょっと落ち着きたい時に、なかなか効果的だ。

ブブセラ奏者たちはみんな正装をしている。二列に並んで向き合い、ブブセラをその列の間に向けて吹いているのだが、その整然とした並びを無下にするようにブーブーと音を鳴らしている。

そこで想像の中の僕が、注目を促すように手を挙げると、その騒音はピタッと止み、僕が呼吸をするたびに、一人、また一人と立ち去っていくのだ。

落ち着きが取り戻せない時は延々と続くブブセラ奏者たちがまだ奥の方でブーブーやっているので、僕はまた注目を促し、静かにしてもらう。

そのブブセラ奏者の中に、きっと別の自分がいる。

 

考えや言葉が頭の中で止まらない時は、ブブセラブブセラと自分に唱えて、数人だけでも立ち去ってもらうようにしている。

ブブセラ奏者がいなくなった閑散としたホールを、頭の中に保つ。散歩をしている時、お風呂に入っている時、その状態をできるだけ保つことで静かに過ごすようにしている。

 

リラックスする、というのは難しくても、ブブセラ奏者を静かにさせる、というのは比較的簡単にできる。

こうやってなんとかやり過ごすのだ。

疑問や不安のブブセラ奏者を控室に戻して、僕の時間を作る。