明治さんとあさ子さんの発言まとめ

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ジャスティン・ティンバーレイクと森喜朗事件

女性蔑視発言に燃える自民の爺たちの発言に世の爺たちは何を思うのだろうか。

自分たちの常識がいかに非常識なのか、少しでも気がついてくれればいいけど。

 

常識は変わり続けていて、時に新たな常識は嘲笑と共に迎えられることがある。

わかりやすい例は10年ほど前に「草食系男子」と揶揄された男たちである。料理をしたり、趣味に没頭したりして、女にがっつかない、性欲低めに見える男たちを揶揄した表現だ。(興味深いことに、この言葉を言い出したのは女性だった。)今ではそんな男がすっかり常識になりつつある。

 

新しい流れを指をさして笑っている間に、向かい風に晒される。

女性蔑視発言に燃える爺たちを見て、そんな事を考えさせられた。

 

今日とても興味深い記事を読んだ。ゴシップ記事かと思ったら違かった。僕自身も反省させられた記事。ジャスティン・ティンバーレイクが謝罪文を公開したことだ。

彼は自分が白人男性が成功するようにお膳立てされたシステムの中で生き、ブリトニーを悪者にした事を謝っていた。

男が派手なら魅力的で、女が派手ならアバズレ、そんな社会がほんの10年ちょっと前までそういえばあったことを僕は今まですっかり忘れていたし、それが普通であった世界に僕が育っていたこともすっかり忘れていた。

BLMもMeTooも大して真面目にフォローしてこなかったけど、そういった活動がどれだけ大きな風となったのか、恥ずかしながらこの記事を読んではっと気付かされた。今改めてあの時のジャスティン・ティンバーレイクを観ると、あの頃からすでに小さな新しい流れがふきだしていて、僕はそれに指をさして笑う大勢の一人だった。

 

(似たような感覚で思い出されるのは、Lady Gagaが売れてなかった頃のラジオインタビューだ。彼女の奇抜な格好を鼻で笑っていたあるラジオDJは、今、あの時の事を恥じているといっていた。彼女がずっと自分を愛そうというメッセージ、好きな格好をすればいいのよ、というメッセージ。このDJは今自分がゲイであることを完全にカミングアウトしているが、このインタビューの時はまだしていなかった。)

 

時代は動いている。女性蔑視のニュースが出るたびに情けなくも苛立たしくも感じるが、これがニュースになることは、社会の大きな進歩の証だ。10年前だったら、僕も、社会も、こういうニュースになんの価値も見出さなかったかもしれない。

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